セルライトというのは、お尻から太ももにかけての皮膚のでこぼこになった状態で、皮下3センチほどのところにある脂肪細胞のことをいいます。欧米では1970年代から肥満とは区別して考えられ、現代では「美容の大敵」として多くの女性がセルライトに対して独自の対策を行なっています。しかし、多くの日本女性には「肥満の際に発生する皮膚の断裂や肉割」とまだ軽く考えられているようです。
セルライトは肥満に付随するものではなく、単独で発生し、一度発生すると取れにくい脂肪細胞なのです。このセルライトは、日本女性の実に80%以上にあるといわれ、思春期以降の女性であれば、痩せていて自分はセルライトとは無縁と考えている人にも存在します。
その語源は「セルリ(細胞)」が変化したものですが、発生しやすい場所はお腹、太もも、ふくらはぎなどです。あるかどうかは腕などをギュゥとつかんで皮膚をねじったときに表面にでこぼこがあらわれるかどうかで簡単に判断できます。
主な原因は、冷え性による皮膚組織の血行(体液)の滞りです。血行の滞りにより、不要な水分や老廃物(毒素)が脂肪細胞に溜まります。通常、血管に隣接している脂肪細胞は、血液が運ぶ中性脂肪をエネルギーとして蓄えていますが、周囲の水分が多くなってくると血管から浮遊していきます。この浮遊している脂肪細胞に老廃物(毒素)や不要な水分などが水垢のように付着し、脂肪細胞を大きくし、さらに、肥大化した脂肪細胞どうしが、くっついて巨大な塊となります。この状態になると、皮膚はでこぼことなり、最終的には皮下にあるコラーゲン(細胞や組織を固定し、肌の弾力性を保つ成分)がカプセル状にくるんでしまい、さらに血行を阻害し、ますます身体を冷やすのです。これを「セルライト型冷え性」といい、このような進行してしまったセルライトを除去するのはなかなか困難です。
このタイプの冷え性は、身体の水分量が多くなり、むくみやすく、このむくみが原因となってセルライトが形成されます。そして、このセルライトが局所の血行不良を起こし、悪循環を繰り返してしまうというタイプの冷え性なのです。しかし、冷え性だけでなく、肌荒れや肌のたるみつくりだすセルライトは健康と美容に大敵。
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